◆MIGHTY SURF◆
サーフボードの種類は長さや形によって呼び方が違います。大きく分けると、ショートボード、ファンボード、ロングボード、ボディーボードなどに分かれ、日本ではあまり見られないが、ニーボードやパドルボードなどもあります。シーカヤックも波に乗れますがボートですのでボードではありませんよね。初心者のお勧めは目指す志によって大分違いますので、これがお勧めというものはありません。波に乗る行為だけを考えると、立たない分ボディーボードが一番簡単にテイクオフでき、波に乗る楽しさを手軽に味わう事ができます。しかし極めようと思ったらどれも並大抵の練習では上手くなりませんのでご注意を。。。
次に浮力がある順にロングボード、ファンボード、ショートボードという順番に難しくなります。(あくまでテイクオフの事です)例えば、16才の高校生がケリースレーターみたいになりたいというなら、選ぶのはすごく簡単です。
イメージも志もはっきりしているので、初めはロングボードで立つ練習からなど必要はなく、ショートボードからガンガン練習すればいいのですが、 目指すスタイルもペースも分からないというかたに関しては、まず目標をイメージしてもらうのがいいと思います。サーフィンの映画や最新のDVDを見たりして憧れのイメージや、目標を持つ事によって、その分挫折しにくくなります。
というのも、サーフィンは簡単と思っている人や、運動神経がいいから大丈夫と思っている人達がいるかもしれません。しかし選ぶボードによって違いますが、運動神経が相当いい人でも、初めは一日やっても立てないと思ったほうがいいでしょう。芸能人で例えると、筋肉番付でご覧の通り脅威の運動神経を持つケインコスギさんでも、浮力のあるロングボードでコーチに手取り足取り教えてもらい、小さい初心者向きの波でようやく立ったくらいです。ショートボードで少しサイズがあったらどうだったしょうか・・・?
それとジャニーズきっての運動神経といわれる亀梨和也さんがCMの中でファンボードに乗って華麗にライディングしているのも、当然CGです。
サーフィンはある程度継続してやらないと、決してすぐに上手くはできません。
運動神経や力はある程度必要かもしれませんが、それだけで急に出来るものではありません。継続して体にしみ込ませるのが一番の上達の方法です。だから女性とか、年齢が若くないからという理由でボードを選ぶ必要はありません。初めは立たないボディーボードや浮力があるロングボードの方が、パドルやテイクオフが簡単にできて、波に乗るというサーフィンの楽しさを簡単に体験することができます。
よく初心者にお勧めといわれるファンボードはロングボードのような浮力でテイクオフの簡単さとショートボードに近いターンが出来るので、ある程度ファンボードを練習してから、ショートかロングに変更するとよいといわれてますが、それも志次第でしょう。お金に余裕のあるかたは、すぐ買い換えても問題ないし間違いではない選択かもしれませんが、ファンボードもいい物を買うと10万円を越えます。年に5,6回しか行かない方はロングボード、ファンボード、ボディーボードのように、テイクオフが簡単なもののほうが楽しめるでしょう。
無理してショートボードを選んでしまうと、テイクオフが出来ないままサーフィンをやめてしまう可能性が大です。ロングボードの欠点としては、長くて持ち運びに不便で、マンションに住んでいるかたはエレベーターに入らない、小さい車の中に入らない、値段が高い、一緒に行く人がショートボードの人だとポイントが合わないなどですが、海では比較的手軽に波をつかまえることができます。ショートボードはその逆で、持ち運びや移動は楽で、ロングほど値段ははらないし、ポイントで困ることは少ないが、波をつかまえるのは苦労する。
その中間がファンボードで、持ち運びもにも困らず、エレベーターにも乗る。値段もロングとショートの間でポイントもロング程選ばない、波をつかまえるのもロングに近い感覚という具合に、いいとこ取りと思いますが、欠点もあります。
ファンボードというのは、どちらの欠点も補える分、どちらの種類でもないということです。ファンボードという競技もなく、鋭角なターンで波をスピーディーに乗りこなすショートボードか、優雅に大きなターンでスタイリッシュに乗りこなすロングボードに人気が二分され、その結果ファンボードで慣れたころ、ショートボードかロングボードに変えたくなることが多いのです。
初めはレンタルボードという手もあります。どれにしようか、なかなか決まらない人は利用してみてもいいかもしれません。
しかしスノーボードなどのレンタルとは少し勝手が違うと思っておいて下さい。スノーボードは初心者が乗って少し転んでも、多少扱いが下手でも、壊れてしまうことは、そうそうないと思いますが、サーフボードは非常にもろい物で、少しぶつけただけでも、壊れてしまいます。そのことを考えただけでも、スノーボードみたいに、買った人とあまり違和感がないボードを借りようと思うことは困難と思っておいたほうが後でがっかりしないかもしれません。それらの事を考えて種類が決まったら、あとは素材を選んで、中古にするか、新品にするかを選んでいきます。
素材の選び方はウレタンボードとモールドボード(サーフテックなど)の二種類から選べば無難でしょう。エポキシ樹脂やカーボンファイバーのフォームなどもありますが、初心者のうちはお勧めしません。
ウレタンボードは発泡ウレタンフォームをシェイパーが削り、その上にガラスクロスで巻き、ポリエステル樹脂で固めたボードで、今一番スタンダードなボードです。特徴は好きなサイズにオーダーができ、ボードに必要な重量、しなり、反発が一番今のサーフィンに適しているといえるでしょう。
一方モールドボードは見た目がウインドサーフィンのボードのようで、発砲スチロールなどのフォームを、塩ビ系などの樹脂でサンドイッチして、金型に流し込んで圧着成形して作る為、大量生産が可能になり、ウレタンボードに比べ少し価格が抑えられる、最近進歩してきたボードです。特徴はオーダーが出来ず、既製品の中からサイズとデザインを選び、ウレタンボードに比べて丈夫で壊れにくく浮力があります。以前に比べ軽量化してウレタンボードに近いフィーリングになったものの、サーフィンに最適な重量、しなり、反発にまではもう少し開発が必要かもしれません。
ショートボードに関しては、浮力がある分女性や力のない初心者にはドルフィンは少しきつくなります。プロやトップアマのほとんどはウレタンボードを使っていることで分かるとおり、モールドボードはまだ発展途上のように思えます。しかし、初心者にとってはモールドボードのほうが、丈夫で浮力がある為、扱いやすいと思う人もいると思います。これらのことを考えてどちらがいいか実際見て選んでみてください。
素材が決まれば、中古か新品かの選択です。中古のボードは初心者が一人でオークションや説明が少ないネットショップで買うと、だいたい失敗しますので、上級者の知り合いに聞くか、サーフショップで買った方が無難でしょう。ロングボードやファンボードのように浮力が十分にあるものに関しては、多少サイズが合わなくてもどうにかなりますが、ショートボードは自分にあったサイズと形(ロッカーやレール)を選ばないと、無駄になってしまいます。
例えば体が小さい初心者と、体格のいいライダークラスの人が乗るボードのサイズは似てることもあります。その場合レールが極端に落としてあったり、ロッカーがきつかったり、クロスが一層しか巻かれてなかったりと、初心者向きではない場合もあるからです。しかしいい物を選べは、一流シェイパーが削ったボードをお手頃の値段で手に入れることができ、大変お得です。
新品のボードは出来上がったものを選ぶか、オーダーで自分用にカスタマイズできます。オーダー料は、プラス10%程度で世界で一つの自分だけのボードを作る事ができます。お金に余裕のある方は、せっかく新しいボードを買うのであれば、オーダーで自分だけのオリジナルボードを作ってみるのも楽しいかもしれません。